みなさんこんにちは、わんだらです。不動産投資において「融資が厳しくなった」という声を耳にすることは多いかと思います。実際、金利の動向や社会情勢によって融資条件が厳しくなる局面は確かに存在します。しかし、一方で“優良業者”と呼ばれる不動産売買業者を通せば、今でも融資を引き出して物件を取得している投資家がいるのも事実です。
本記事では、「なぜ優良業者は融資を通しやすいのか」、そして一般的な業者との違いについて掘り下げていきます。「これから不動産投資を始めたい」「融資が出ずに困っている」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
1．融資が厳しいといわれる現状と実情
昨今、不動産業界では一部の大手金融機関が積極的なアパートローンから手を引いたり、融資の審査基準を引き上げたりしているケースが取り沙汰されています。背景には、以下のような要因があるとされます。
- 金利の上昇リスク
世界的な金融政策の影響で、金利が変動しやすくなっている。 - 投資用不動産の過熱感
需要の高まりと価格上昇により、金融機関がリスク管理を厳格化している。 - 過去の不正融資事件
一部の不正事例がメディアで大きく報道され、業界全体への融資姿勢に影響を与えている。
とはいえ、すべての金融機関が融資を渋っているわけではありません。実際のところ、優良業者を通じて優良物件を買い進めている投資家は依然として存在します。その鍵となるのが、業者自身が持つ“銀行開拓力”です。
2．優良業者が融資を通しやすい理由
2-1．銀行開拓を徹底している
優良業者は、地道な営業活動を通じて複数の金融機関と良好な関係を築いています。特徴的なのは、「同じ銀行でも支店ごとに融資姿勢が異なる」ことを熟知し、店舗レベルで人脈を作っている点です。
- 支店長や融資担当者との信頼関係
不動産融資に積極的な支店を探し出し、行員との関係を深めることでスムーズに審査を進める。 - 物件のスペックごとに最適な金融機関を選定
築年数や構造、エリアなどに応じて「この銀行の○○支店なら通りやすい」というノウハウを持っている。
2-2．売り込みをしなくても物件が売れる
優良業者の多くは、大々的に広告や宣伝をしなくても、投資家間の口コミや既存顧客の紹介だけで物件がさばけます。つまり、**「ネットに出る前に取引が成立するレベルの良物件」**を取り扱っているケースが多いのです。なぜなら、質の高い案件を抱えているからこそ“地味”でも継続的に売上を確保できるわけです。
- 表に出る前に投資家同士で売買が成立
勝手に宣伝しなくてもリピートや紹介で物件が回る。 - 会社の雰囲気がギラギラしていない
投資家に対して“いい物件を時間をかけて提供する”ことを重視しているので、過剰な営業攻勢は少ない。
2-3．不動産への深い愛着と知識量
優良業者は「不動産が好き」という共通点を持つ担当者が多く、物件調査や地域リサーチにかなりの労力を割きます。
- 詳細な事前調査
物件の築年数、構造、周辺相場、家賃推移、空室リスクなどを徹底的に調べたうえで投資家に情報提供。 - リスクもしっかり説明
「ここは修繕費がかさむ可能性がある」「このエリアは需要が安定している」といった、ネガティブな面も含めて丁寧に伝える。
3．【比較表】普通の業者 vs. 優良業者
| 項目 | 普通の業者 | 優良業者 |
|---|---|---|
| 広告・宣伝 | ネット広告やCMで大々的に物件をPR | ほとんど広告を打たずとも口コミと紹介だけで成約が成立 |
| 銀行との関係 | 「とりあえず融資は自分で探してください」と丸投げ | 店舗レベルで融資積極支店を把握し、担当者との信頼関係を構築 |
| 物件の質 | いわゆる“普通”な物件から掘り出し物までピンキリ | ネットに出回る前に良物件を確保。投資家同士で取引が成立する |
| 対応の姿勢 | 物件提案は多いが、詳細調査やランニングコストの提示は曖昧 | 空室リスクや修繕費用まで含めた具体的な事業計画を提案 |
| 社風・担当者 | 営業的でややギラギラ感がある会社も | 不動産が好きな担当者が多く、情報収集や銀行開拓を地道に行う |
4．融資付きまで考えてくれる優良業者の強み
不動産投資は、良い物件を見つけるだけでなく「どう融資を受けられるか」が成否を分ける大きな要素です。優良業者の大きな強みは、この融資部分までトータルにサポートしてくれる点にあります。
- 物件と属性を掛け合わせた提案
築年数・構造・エリアなどの物件要素に加え、投資家自身の属性（年収・勤続年数・保有資産など）を踏まえて「金利はおそらく○％前後」「期間はこのくらいまでいける」など、ある程度のシミュレーションを提示してくれる。 - 事業計画書の細部までサポート
管理費や共用部の電気代、清掃費などのランニングコストを見込んだ上での実質利回りをシビアに試算。投資家が把握しやすい形で書類をまとめてくれる。
5．優良業者を見つけるには？コミュニティの活用も有効
「とはいえ、どうやってそんな優良業者を探せばいいの？」という疑問を持つ方も多いでしょう。ポイントは以下の3つです。
- 口コミや投資仲間の紹介を活用
不動産投資コミュニティやセミナーなどで人脈を広げ、優良業者をすでに利用している投資家から紹介してもらうのがベスト。 - 地味な会社や雑居ビルの事務所にも注目
大きな看板や広告を出していない業者こそ、口コミベースで回っている優良業者という可能性がある。 - 担当者とじっくり話してみる
「物件の調査内容が具体的か」「融資の話を積極的にするか」など、担当者の対応を見極める。迅速かつ的確に回答が返ってくる業者なら信頼度が高い。
▼ コミュニティを活用するメリット
- 業者だけでなく、投資家同士のネットワークが形成できる
同じ志を持つ投資家との交流で、最新の物件情報や金融機関の動向を早期にキャッチできる。 - 全国対応のセミナーや勉強会で実例を学べる
地方物件の成功事例や、融資に強い支店情報などを共有しやすい。
6．まとめ：優良業者と手を組み、融資を突破しよう
不動産投資でスケールアップを図るなら、「優良業者とのパートナーシップ」が何よりも重要です。良い物件を掘り当てるだけでなく、融資を前提とした事業計画までサポートしてくれるからこそ、投資家は安心して物件を増やしていくことができます。
- 融資が厳しいといわれる時代でも、事前に銀行を開拓し、物件クオリティが高ければ融資は下りる。
- 地味でも信頼できる業者を探すことで、融資ハードルを下げることが可能。
- コミュニティやセミナーを活用して、優良業者の情報を効率よく収集しよう。
もし、あなたも「融資が通らないから購入を諦めようか…」と悩んでいるなら、ぜひ一度優良業者の情報を探してみてください。自分一人で銀行を回っても難しいことが、信頼関係のある業者を通すだけで驚くほどスムーズに進むケースは多々あります。コミュニティの活用も含め、あなたの不動産投資を一歩前に進めるきっかけになれば幸いです。
