ホテル上級会員への近道?マリオットボンボイアメックスプレミアムを徹底検証

当ページのリンクには広告が含まれています。

 みなさんこんにちは、わんだらです。近年、ホテル系クレジットカードの存在感がますます高まっています。その中でも特に注目を集めているのが「マリオットボンボイアメックスプレミアムカード」です。2025年に入り、カード特典やホテル側のサービスも進化し続けており、カードの発行を検討される方も多いのではないでしょうか。

本記事では、年会費やポイント還元率、ホテル宿泊特典や空港ラウンジなど、マリオットボンボイアメックスプレミアムカードを余すことなく徹底解説。さらに、年間利用額に応じて得られるプラチナステータスのメリットや、実際に宿泊時に活用できるポイントの活用法なども詳しくご紹介していきます。

目次

1. カードの基本スペック

  • 年会費
    45,000円(税込 49,500円 相当)
  • 家族カード
    1枚目無料・2枚目以降は年会費24,750円(税込)
  • ポイント還元率
    • 通常利用:100円につき3ポイント
    • マリオットボンボイ参加ホテルでの利用:100円につき6ポイント
  • 貯まるポイント
    マリオットボンボイ(Marriott Bonvoy)ポイント
  • ポイント有効期限
    ポイント加算や利用がある限り実質無期限
  • 国際ブランド
    American Express(アメリカン・エキスプレス)
  • 主な旅行付帯特典
    • 空港宅配サービス(帰国時)
    • 空港ラウンジ無料(本人+同伴1名まで、家族カード保有者も同様)
    • 海外・国内旅行傷害保険(利用付帯)
    • ショッピングプロテクション、キャンセルプロテクション 等

こうして見ると、年会費は約4.5万円(税抜)と高額ですが、ホテル宿泊やマイル交換に力を入れたい方、旅行が多い方にとっては活用度の高い一枚だと言えます。


2. 年会費と家族カード:コストの見合いは?

年会費の高さに見合う価値はある?

マリオットボンボイアメックスプレミアムカードは年会費45,000円(税抜)と、一般的なカードと比べてかなり高額です。しかしながら、実際にカードを使いこなしている方々の多くは「それ以上の価値がある」と感じています。その理由としては、

  • ホテル上級会員(ゴールドステータス/プラチナステータス)が狙える
  • 無料宿泊特典(5万ポイント分)が獲得できる
  • 家族カード1枚無料

などが挙げられます。

家族カードの活用

家族カードは1枚目が無料で、2枚目以降は年会費が2万円超かかります。とはいえ、家族も合算で年間利用額を稼ぐことができるので、「合算して150万円」や「合算して400万円」といった目標に到達しやすいメリットがあります。もし家族で旅行や買い物を頻繁にするなら、家族カードのメリットは絶大です。


3. ポイントプログラムの魅力:貯め方・使い方

ポイントの基本還元率

  • 通常還元率:100円 = 3ポイント
  • ホテル利用時(マリオット系列):100円 = 6ポイント

さらに、マリオット系列ホテルへの宿泊時には、会員ステータスによる追加ポイントも加算されるため、大きくポイントを稼ぐことができます。

ポイントの使い道

  • ホテル宿泊
    マリオットボンボイポイントは、国内外のマリオット系列ホテルに「ポイント宿泊」する際に利用できます。しかも、5連泊すると5泊目が無料になる特典もあり、高級ホテルでも大幅なコスト削減が可能です。
  • マイル交換
    後述しますが、40社以上の航空会社のマイルへ交換できるため、海外旅行好きには大きな強み。
  • その他特典への交換
    家電やギフトカードへの交換も可能。ただしレートはあまり良くないため、ホテル宿泊かマイルを重視するのがおすすめです。

4. マリオットボンボイホテル宿泊特典をフル活用するコツ

5泊目無料特典

マリオットボンボイの醍醐味の一つが、ポイントでの5連泊で5泊目無料になるという制度。1泊10万円を超えるような高額ホテルでも、4泊分のポイントで5泊ステイできるため、非常にお得です。
>> ただし、大晦日など特定日で空きが出ないケースもあるため、連泊検索でチェックするのがコツ。

リゾート料金の注意点

ハワイやニューヨークなどの一部都市部ホテルでは「リゾート料金」が1泊ごとに数十ドルかかる場合があります。ポイント宿泊でも別途請求されるホテルがあるので、無料宿泊のつもりが追加出費がある点に注意しましょう。


5. マイル交換と還元率:40社以上に交換可能な強み

マリオットボンボイアメックスプレミアムカードの最大の魅力の一つが、マイル交換のしやすさです。

  • 3ポイント = 1マイル(基本)
  • 6万ポイント = 2万5,000マイルへの交換(5,000マイルのボーナス)

ただし、デルタ航空やアメリカン航空、アビアンカ航空など一部の航空会社はこの5,000マイルのボーナスが適用されず、6万ポイント=2万マイルとなります。一方、ユナイテッド航空は独自提携のため、6万ポイント=3万マイルへの即時交換が可能です。

交換にかかる日数

ユナイテッド航空以外の場合、交換には数日~最大1週間程度かかることがあります。急ぎの特典航空券発券には、ユナイテッド航空への交換が便利です。

おすすめの航空会社

  • ANA・JAL
    国内旅行でも使いやすい。
  • ユナイテッド航空
    当日予約可能、かつAA特典航空券も発券可能。
  • アラスカ航空
    東京~沖縄線がエコノミー7,500マイル、ビジネスクラス15,000マイルなど“穴場路線”が多い。

6. 年間利用額特典(150万円・400万円)のメリット

年間150万円決済で獲得できる無料宿泊(5万ポイント相当)

  • 年間150万円決済+カード更新 で、1泊分の5万ポイント無料宿泊特典がもらえます。
  • 最大1万5,000ポイントを追加(トップオフ)して、合計6万5,000ポイント相当のホテルに泊まることも可能。
  • 5泊目無料との併用は不可なので注意。

年間400万円決済でプラチナステータス

  • 年間400万円を決済すれば、マリオットボンボイのプラチナステータスを獲得。
  • プラチナステータスでは、朝食無料(2名まで)や16時までのレイトチェックアウト、クラブラウンジの利用などが大幅に充実。
  • リッツ・カールトンやエディションなど一部ブランドは朝食やラウンジ特典が対象外なので、宿泊前に要確認。

7. ステータス(ゴールド・プラチナ)特典の全容

ゴールドエリート特典

  • 客室アップグレード(空き状況による)
  • 14時までのレイトチェックアウト(確約ではなく、ホテルの状況次第)
  • ウェルカムギフト(ポイントなど)

とはいえ、最近はマリオットボンボイの上級会員数が増えているため、ゴールドでの客室アップグレードは過度に期待しないほうが無難です。

プラチナエリート特典

  • 朝食無料(2名まで)
  • クラブラウンジのアクセス
  • 16時までのレイトチェックアウト(規約上保証/一部ホテルを除く)
  • スイートルームへのアップグレード対象

アップグレードされやすさはホテルやシーズンにより異なりますが、ゴールドに比べればプラチナの方が圧倒的にチャンスは広がります。


8. 旅行保険・プロテクション・空港ラウンジ:付帯特典の実力

海外・国内旅行傷害保険(利用付帯)

  • 傷害治療費用:最高300万円
  • 携行品損害などもあり
  • アメリカなど医療費が高い地域では、正直300万円だと不十分な場合もあるため、別途保険他カードとの合算を検討しましょう。

ショッピングプロテクション / キャンセルプロテクション / オンラインプロテクション

  • キャンセルプロテクション:急な出張やケガで旅行やコンサートに行けなくなった際に補償
  • ショッピングプロテクション:購入から90日間の破損・盗難を補償(1事故1万円の自己負担あり)
  • オンラインプロテクション:ネット不正利用による損害を補償

スマートフォン・プロテクション

  • 破損時など最大3万円まで補償
  • 高額スマホだとやや物足りない補償額ですが、ないよりは安心です。

空港ラウンジ(国内主要空港)

  • 本人+同伴1名まで無料
  • 家族カードでも同様の特典
  • 到着時にも使えるラウンジや、ドリンクサービスなどが整っており、地味ながら役立ちます。

手荷物無料宅配サービス(帰国時)

  • 対象空港:羽田空港(第2・第3ターミナル)、成田、中部国際、関西国際
  • 海外からの帰国時、スーツケース1個を自宅まで無料配送してくれます。
  • ボストンバッグや段ボールなどは対象外なので注意。

9. ヒルトンアメックスプレミアムカードとの比較ポイント

同じホテル系クレジットカードとして人気なのが「ヒルトンアメックスプレミアムカード」。こちらは年間300万円利用でダイヤモンドステータスになれるというメリットがあります。しかし、実際の「アップグレード率」はマリオットプラチナの方が良いという声も。

  • ヒルトン・ダイヤ
    • 朝食無料
    • ラウンジ利用
    • アップグレードはやや渋め?
  • マリオット・プラチナ
    • 同様の特典があり、海外だとアップグレードを受けやすいことも

もちろんホテルや宿泊時期、混雑状況によって異なるため一概には言えませんが、海外旅行を多用する方ホテル数の多さを重視する方はマリオットボンボイのプラチナステータスに魅力を感じる場合が多いようです。


10. 2025年以降のマリオットボンボイ最新動向

MGMリゾーツが加盟

2024年にラスベガスのMGMリゾーツ(ベラージオなど有名ホテル)もマリオットボンボイに加わりました。ポイント宿泊が可能となり、ラスベガス旅行にも使いやすくなります。

今後の拡大

ヒルトンも同様にアウトドア系のホテルを買収し、マリオットもアウトドア系施設を続々と傘下に入れています。日本国内でも「道の駅プロジェクト」で地方ホテルがどんどん増えており、マリオットボンボイの選択肢はさらに豊富になる見込みです。


11. まとめ

マリオットボンボイアメックスプレミアムカードは、

  • 年会費4.5万円の元を取れるほどの豪華特典
  • ポイント宿泊やマイル交換先の幅広さ
  • 旅行好きには欠かせない各種プロテクション・ラウンジ特典
  • ゴールド・プラチナステータスへの近道

といった魅力を持つプレミアムカードです。一方で、リゾート料金や特定ブランドでの朝食特典非対象など、細かな注意点もあります。

とはいえ、年間150万円利用で無料宿泊特典、400万円利用でプラチナステータスを獲得できるメリットは大きいです。旅行や出張、日常的なショッピングでうまく決済額を積み上げていけば、高級ホテルの無料宿泊や豪華な滞在を楽しめるのがこのカードの醍醐味です。

2025年以降もマリオットボンボイはMGMリゾーツなど新たなホテル群を取り込み、さらにパワーアップしていく見込みです。国内外を問わず旅行の機会が多い方にとっては、非常に頼もしい相棒になってくれるはずです。

本記事が、皆さまのカード選びやホテルステイの充実に少しでもお役立ちできれば幸いです。ぜひ自分の旅行スタイルやライフスタイルと照らし合わせ、マリオットボンボイアメックスプレミアムカードの導入を検討してみてください。

ポイント:高年会費カードは「実際にどれだけ活用できるか」で真価が決まります。自分に合った利用方法を見つけて、有意義なホテルライフや旅行ライフを楽しんでくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

目次