みなさんこんにちは、わんだらです。2025年も始まり、個人事業主やフリーランスの方、または会社員でも副業などで確定申告が必要な方にとっては、そろそろ税金を納める時期ではないでしょうか。さらに、企業の経営者であれば決算期に合わせた納税作業も待っているかもしれません。
しかし、「わざわざ銀行や税務署に行くのが面倒」「まとまった現金を用意するのが大変」「どうせなら少しでもポイントをゲットしたい」など、税金を納めるにあたり抱える悩みは尽きませんよね。
本記事では、そんなお悩みを解決してくれるキャッシュレス納税のメリットと注意点、そして特におすすめの「スマホアプリ納付」について詳しく解説します。実はキャッシュレスで納税すると、ポイントが還元される方法もあるので、知らないと大損です!ぜひ最後までチェックしてみてください。
キャッシュレス納税とは?その概要と仕組み
キャッシュレス納税の基本
キャッシュレス納税とは、税金を現金で支払わない納税方法の総称です。クレジットカードやスマホアプリなどを活用して納めることで、銀行や税務署に行く手間を省き、24時間いつでもどこでも納付できるメリットがあります。特に忙しい経営者や個人事業主にとって、行列に並ぶ必要がないのは大きな魅力ですよね。
利用できる税目はさまざま
- 国税
- 所得税、法人税、消費税などすべての税目でキャッシュレス納税が可能
- 振替納税の場合は所得税と個人事業者の消費税に限定
- 地方税
- 固定資産税や自動車税、個人住民税(特別徴収分も含む)など幅広く支払える
- 「eLTAX(地方税ポータルシステム)」を利用して納付可能
国税庁のデータによれば、令和4年時点でキャッシュレス納税を利用している人は全体の約35.9%に達しているという結果も出ています。まだ少数派とはいえ、今後さらに利用者が増えていくことが予想されます。
キャッシュレス納税のメリット
1. 銀行・税務署に行く必要がない
最大のメリットは、わざわざ銀行や税務署に行く必要がないという点です。通常、税金を納付する際には窓口の営業時間に合わせて訪問し、待ち時間を耐え、書類を渡して…という手間と時間がかかります。キャッシュレス納税なら、ネット環境さえあれば好きな時間・場所で納められるので、忙しい人ほど恩恵が大きいでしょう。
2. まとまった現金を用意しなくてもOK
税金の支払いは、どうしても高額になりがちです。口座から大金を引き出して、そのまま銀行などに持参するといったリスクや手間も発生します。キャッシュレスの場合、クレジットカードや口座振替、スマホアプリでの決済がメインになるため、現金を準備する必要がなく、安全性・利便性が高いのが魅力です。
3. ポイント還元が狙える
キャッシュレスならではの魅力として、ポイント還元を受けられる場合があります。具体的には、クレジットカード支払いまたはスマホアプリで納税すると、利用しているカードやアプリのポイントが付与される可能性があるのです。
ただし、クレジットカード納付には決済手数料がかかるケースがあり、手数料と獲得ポイントのバランスによっては損になる場合も。そこで注目すべきが、スマホアプリ納付なのです。
スマホアプリ納付が特にお得な理由
手数料がかからない
クレジットカード納付の場合、1万円納税するごとにおよそ80円程度(約0.8%)の決済手数料が発生します。一方、スマホアプリ納付では基本的に手数料がかからないのが大きなメリットです。結果的にポイント還元がプラスになりやすいため、カード納付よりもお得になる可能性が高いのです。
スマホアプリ納付で使える主なサービス
現時点で税金納付に対応している主なスマホアプリは以下の通りです。
- PayPay
- d払い
- 楽天ペイ
- ファミペイ(地方税のみ対応)
- Amazon Pay(国税のみ対応)
このうち特にお得度が高いとされているのがAmazon Pay(国税)と楽天ペイ(国税・地方税)。それぞれの仕組みを詳しく見ていきましょう。
【国税向け】Amazon Payが熱い理由
Amazonギフトカードを活用できる
Amazon Payを使った納税で大きいのは、Amazonギフトカードを利用できるという点です。以下のようなステップでポイントをゲットできます。
- クレジットカードを使ってAmazonギフトカードを購入
- Amazonギフトカードの残高を使って税金を納める
このとき、1の段階でクレジットカードのポイントが付与される仕組みです。
カードの還元率に依存する
Amazon Pay自体のポイント付与は現在ありませんが、利用カードの還元率がそのまま納税時のポイントゲットにつながります。代表的な例としては、
- マリオットボンヴォイAMEX: 年会費は高めですが、ホテル利用などで3%還元
- Amazonプライムマスターカード: プライム会員なら2%還元(年会費無料)
以前はもっと高還元のテクニック(最大7%還元など)もありましたが、現在はキャンペーンが終了しているケースが多いです。今後も電子マネーやプリペイドカードのキャンペーン情報をチェックし、お得な方法が復活する可能性に備えておきましょう。
【国税・地方税両方OK】楽天ペイも便利
楽天カードでチャージすれば0.5%還元
楽天ペイを通じて納税する場合、そのままでは楽天ペイ本体からポイントは得られません。しかし、楽天カードから楽天ペイにチャージするプロセスを挟むと、チャージ時に**0.5%のポイント還元が受けられます。
Amazonギフトカードを使えるAmazon Payほどの爆発力はないものの、「楽天経済圏」**を活用している人にとっては、楽天ポイントを貯めて買い物やサービスに幅広く使えるメリットがあります。
【地方税限定】ファミペイも要チェック
地方税はAmazon Payが使えませんが、その代わりにファミペイが選択肢に入ります。ファミリーマートが展開するスマホ決済アプリで、クレジットカードはJCBブランドのみチャージ可能。たとえば**PayPayカード(JCBブランド)やマネックスカード(JCBブランド)**を活用すれば、**1%**の還元を得られます。
納税金額が大きいと1%でも塵も積もれば山となるので、地方税を支払う際は検討する価値があるでしょう。
スマホアプリ納付の注意点
1. 領収書が発行されない
スマホアプリで納税すると、紙の領収書が発行されません。融資を受ける際や車検の手続きなどで納税証明書が必要になるときは、別途申請して発行してもらう必要があります。納税証明書の発行には手数料や時間がかかるので、スケジュールに余裕をもって準備しましょう。
2. 1度の決済上限は30万円まで
スマホアプリ納付では、1回の決済につき30万円までという上限があります。以前は30万円を超える場合、複数回に分けて納付することが可能でしたが、2025年2月1日以降は複数回の分割納付が禁止される見込みです。納税額が30万円を超える場合は、クレジットカード納付や銀行振込など他の方法を検討する必要があります。
3. 一度納付すると取り消しが難しい
キャッシュレス納税は即時決済となるため、金額を間違えて支払ったなどの場合、簡単に取り消すことができません。取り消しを希望する場合、税務署での手続きが必要になることが多いので、納付前に金額をしっかり確認しましょう。
まとめ:キャッシュレス納税は時短&ポイント還元でお得!
本記事では、キャッシュレス納税のメリットとスマホアプリ納付の仕組み、具体的におすすめのサービスや注意点について解説しました。改めて重要なポイントをおさらいします。
- いつでもどこでも納税できる
- 銀行や税務署に行く必要がなく、時間と手間を大幅に削減
- ポイント還元が狙える
- クレジットカードと違い、スマホアプリなら手数料がかからない場合が多く、還元率で得しやすい
- **Amazon Pay(国税)や楽天ペイ(国税・地方税)**が特に注目
- クレジットカードのポイント還元率を上手く利用して、お得に納税可能
- 領収書が発行されないなどの注意点
- 納税証明書が必要な場合、別途手続きをする必要があり
- 決済上限30万円の制限や、納付後の取り消し不可にも要注意
今後も電子マネーやプリペイドカードのキャンペーンで高還元が復活する可能性は十分あります。キャッシュレス業界は移り変わりが早いので、こまめに情報収集をしていると、お得な方法をタイミングよく活用できるでしょう。
もし、税務関連の手続きを含む経理業務にお困りの方や、節税対策・資産防衛についてさらに詳しく知りたい方は、税理法人グランサさんや、この記事を参考にいろいろと専門家へ相談してみるのもおすすめです。税金の支払いは定期的に発生するものなので、どうせ払うなら少しでも得をして、手間を減らしてスマートに乗り切りましょう。