みなさんこんにちは、わんだらです。「どうすれば資産1億円を貯められるのか」「お金持ちの思考や行動を知りたい」──そんなふうに感じたことはありませんか?
わたしも日々実践しているのですが、お金持ちになる近道のひとつは、すでに成果を出している「富裕層」の特徴を徹底的に“マネ”することです。たとえば、野球が上手くなりたいならプロ野球選手の練習方法を真似るのが手っ取り早いように、大きな資産を築きたいならお金持ちの行動パターンをリサーチして取り入れるのが最短ルートともいえます。
実は、私たちがイメージする「セレブ」像と、アメリカや日本の富裕層の現実は意外なほど違います。大半のお金持ちは、私たちにもすぐに真似できるごく普通のライフスタイルを実践しているのです。
本記事では、アメリカの資産1億円以上の富裕層を対象に行われた大規模調査をまとめた書籍『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』に基づき、お金持ちに共通する6つの特徴を詳しくご紹介します。ちょっとした意識改革と行動のシフトで、あなたも「1億円」という大きな資産に手が届くかもしれません。ぜひ最後まで読んでみてください!
1. 「億万長者」になるのは本当に難しい?
「1億円を貯めるなんて、宝くじに当たるか莫大な遺産相続でもしなきゃ無理」──そう思っていませんか?
しかし、実際はそんなことはありません。むしろ日本のような先進国でサラリーマンとして働いている人でも、条件を整えれば1億円の資産を築くことは十分に可能だと、多くのエコノミストや投資家たちが指摘しています。
生涯年収から考えてみる
日本の平均的なサラリーマンの生涯年収は約3億円といわれています。さらに夫婦で共働きすれば6億円ほどになる計算です。
そこから15%を貯蓄に回すと、単純に試算して約9,000万円。投資や副業を組み合わせれば「1億円」がより現実味を帯びてきます。
もちろん、「そんなに貯蓄はできない」と感じる方もいるでしょうが、貯蓄率を10%に抑えても約6,000万円。そこに堅実な投資や複利効果が加われば、1億円はまったく非現実的な数字ではありません。
1億円以上の資産を持つ日本人は全体の6%ほど
スイスの大手金融機関「クレディ・スイス」が2021年に発表したグローバル・ウェルス・レポートによると、資産額100万ドル(約1億円)を超える日本人の人数は366万2,000人。日本の世帯数が約5,500万世帯だとすると、その割合は約6%となります。
つまり、クラスの中でも20人に1人、あるいは友人や隣人に当てはまる人がいるくらいの頻度で「億万長者」は存在している計算です。「お金持ちなんて自分とは無縁」と考えるのは、むしろ思い込みかもしれません。
2. お金持ちに共通する6つの特徴
では、具体的にどのような人が億万長者になれるのでしょうか?ここからは、書籍『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』を参考に、お金持ちが持つ6つの代表的な特徴を解説していきます。
特徴1:学生時代の成績は別に良くない
「お金持ちになる人は、学生時代から頭のキレが違うエリートばかり」というイメージを持つ方は多いでしょう。ですが調査によると、億万長者の多くは必ずしも名門大学の出身ではなく、学生時代の成績も平凡であるケースが大半でした。もちろん大学は卒業している場合が多いのですが、一流大学を出ている人ばかりではないのです。
なぜエリートが少ないのか?
エリートコースを進むほど、確かに平均年収は高めです。しかし、企業の仕組みや給与テーブルが整っているために固定給の上がり幅が限られている場合が多く、競争も激しく、組織のトップに立つのはわずかな人だけ。そのため、「結果的に大きな資産を築けるかどうか」は成績や学歴とはあまり関連しないのです。
一方、学生時代にそこまで成績が良くなかった人は、組織に縛られず、独自のやり方で成功チャンスを追いかけることが多い傾向にあります。挫折や苦労を経験する分、粘り強く試行錯誤し、「自分に合ったフィールド」で勝負できる場所を探す結果、1億円以上の資産を築くに至ることもあるのです。
特徴2:自分の仕事を愛している
お金持ちの多くは「仕事が好き」で、情熱を持って取り組んでいるという共通点があります。これはプロ野球選手が野球を心から愛し、好きだからこそ毎日練習を続けられる──と考えるとわかりやすいでしょう。
好きだからこそ得られる大きなリターン
- 創造性の発揮:自分が好きな仕事だと、アイデアや工夫が出やすくなり、結果的に成果につながりやすい
- 仕事を続けるハードルが低い:60歳・65歳で定年退職という概念がなくなり、長く働ける
- 老後資金の不安が小さい:働き続けられれば“老後=収入がない期間”が短くなり、資産形成もしやすい
そもそも「嫌々やっている仕事」で大きな成果を出すのは難しいですし、続けるほどストレスも溜まります。逆に、自分が情熱を注げる仕事であればこそ、結果的に資産を増やしやすいわけです。
特徴3:リスクを取ることを好む
大きなリターンを得るには、どうしても相応のリスクがつきもの。つまり、「リスクをかけないと大きく稼げない」という構造はどの世界でも同じです。
- 固定給のメリットとデメリット:安定収入がある反面、上限が固定されやすい
- 自営業・起業のメリットとデメリット:不安定だが、成果が出れば収入が跳ね上がる
書籍の調査では、億万長者の約半数が自営業者や経営者というデータも示されています。
会社に勤めていても、たとえば「成果報酬型営業」や「副業」を取り入れるなど、リスクをとりつつ収入拡大を狙う方法はいくらでもあります。最近は副業を解禁している企業も増えてきました。なにも、いきなり会社を辞めて独立するだけが道ではありません。小さなチャレンジを始めることで、成功のきっかけを手に入れる可能性がぐっと広がるのです。
特徴4:夫婦円満である
「結婚するとお金が貯まらない」「お金持ちは常にパーティ三昧で、遊び相手もたくさんいるのでは?」などなど、派手なイメージを抱く方もいるかもしれません。
しかし実際は、富裕層の92%が既婚者であるうえ、離婚経験率もかなり低いという結果が出ています。さらに子どもの数は平均3人。
ポイントとなるのは、パートナー選びの基準。お金持ちが重視するのは「見た目」や「ステータス」よりも、誠実さ・知性・愛情深さといった内面的な要素です。
なぜ内面を重視するのか?
- 自営業や経営者は不安とプレッシャーが大きい:リスクをとる立場だからこそ、心の支えが必要
- 外見や若さは必ず劣化するが、内面はむしろ時間とともに価値が増す
- 離婚は精神的にも金銭的にも大打撃:大きな損失を避けるためにもパートナー選びは慎重に行う
要するに、夫婦円満であることは富の形成を後押しするのです。逆に、不安定な家庭環境は仕事にも悪影響を及ぼし、資産形成の足かせとなります。
特徴5:買い物上手で無駄遣いしない
「お金持ち = ブランド品をバンバン買う」「値段を見ずに高級店でショッピング」というイメージを抱いている方も多いでしょう。
しかし、実は多くの富裕層はむしろ質素で、節約・倹約思考が強いのです。たとえば、
- 買い物リストを作り、衝動買いをしない
- クーポンやセールを活用して、お得な日用品をまとめ買い
- 携帯電話や光熱費プランを定期的に見直す
- いいものを長く使うために、修理やメンテナンスを怠らない
なぜ倹約家が多いのか?
- 将来を見越して、時間とお金を合理的に使いたい
- 週末に1,000円ずつムダ遣いをしていると、長期的には数十万円の損に膨らむ可能性がある
- 子どもへの経済教育
- クーポンの活用やリストの作成など、親の倹約行動を見せることで、子どもも自然と金銭感覚を養う
お金持ちは「浪費が楽しい」のではなく、「自分の本当にやりたいことにお金を使う」ために、無駄を徹底して省く発想を持っています。
特徴6:遊びにお金をかけない
富裕層は高級リゾートで毎週末を過ごし、豪華なレストランで散財している……実際はそういう人も一部にはいますが、大多数は休日の過ごし方も意外と普通です。
調査で上位にあがったのは、
- 子や孫との交流
- 親しい友人とのパーティやスポーツ観戦
- 投資や資産運用の計画時間
- ジョギングや軽い運動
といった、ほとんどコストのかからないアクティビティばかりでした。
お金をかけずとも楽しむのが上手
子どもの頃の遊びを思い出すと、お金をかけなくても友人同士で楽しんでいたはず。お金持ちは大人になっても「心の交流」による楽しさを知っているため、高額なレジャーに頻繁に頼る必要がありません。
また、「お金があるからこそ、お金で買える楽しみの限界を知っている」面も大きいのでしょう。結果的に無駄な支出を抑えながら、豊かな時間を過ごすことができ、さらに資産が増えるという好循環が生まれます。
3. なぜこの6つの特徴で大きな資産が築けるのか
お金持ちに共通する6つの特徴を振り返ると、共通しているのは「収入を伸ばす」姿勢と「支出を減らす」意識に集約できるとわかります。
- 収入を伸ばす
- リスクを恐れずにチャレンジする
- 好きな仕事に打ち込み、成果を最大化する
- 夫婦円満で精神的安定を得て仕事効率を高める
- 支出を減らす
- 無駄遣いをしない、倹約を習慣化する
- 遊びや楽しみは「お金をかけなくても満足度が高い」方法を知っている
これらを意識して行動に移すことができれば、サラリーマンでも副業や投資を絡めて十分に資産1億円を狙えるのです。
4. まとめ:まずは小さな行動から始めよう
億万長者の6つの特徴を見ると、「特別なお金持ちだけができること」のように思えたものが、案外誰にでも再現可能な行動に基づいていることがわかります。
- 成績や学歴にこだわらず、自分なりに努力してチャンスを掴む
- 好きな仕事を続け、結果を出すまで粘り強く挑戦する
- 副業や自営業など、小さくてもリスクをとって収入アップを狙う
- 夫婦円満・家族関係を良好に保ち、不安を減らす
- 買い物や日常支出を最適化して、浪費をしない
- お金をかけなくても楽しめる方法を知り、生活の満足度を維持する
大切なのは、すぐにすべてを完璧にこなそうとしないこと。たとえば、今日から買い物リストを作り始めてみる、週末にちょっとした副業のリサーチをしてみる……など、できることから一歩ずつ行動に移してみましょう。
「お金持ち」と聞くと、なんとなく縁のない世界に思えがちですが、実はあなたの身近に1億円以上の資産をもつ人はいるかもしれません。“いずれ自分もなるかもしれない”という前提で、今回ご紹介した6つの特徴を意識すると、行動がガラッと変わるはずです。
この記事を活かしてできること
- まずは支出チェックから
- 家計簿や家計管理アプリを使い、自分の支出を一覧にしてみる
- 使っていないサブスクの解約など、無駄の洗い出しを実施
- 副業を探してみる
- プログラミング・デザイン・ライティングなど、オンラインで始められる副業は多数
- 小さなリスクでスタートし、徐々に規模を拡大させる
- 仕事への向き合い方を再点検
- 本当に好きな仕事か? 今の環境で最大限の成果を出せているか?
- 転職や社内異動など、思い切った選択を検討することも視野に入れる
1億円の資産を持つことは、「夢のまた夢」どころか、誰でも手が届く可能性がある目標です。あなたの行動次第で、数年後・数十年後に大きな資産を築いているかもしれません。 ぜひ、お金持ちの特徴を日々の生活に取り入れてみるのはいかがでしょうか。