みなさんこんにちは、わんだらです。今回は「サイドファイヤー」というテーマについて、私の友人などの経験をもとに詳しく解説していきます。現在、わたしも目指している最中です。サイドファイヤーとは、資産収入と事業収入を組み合わせ、必要な生活費を賄いながら働き方や生活リズムを自由にデザインするライフスタイルです。動画や書籍で話題になる「ファイヤー(FIRE)」と比べると、資産の絶対額が少なくても実現可能な点が大きな魅力となっています。
サイドファイヤーとは?
一般的に「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」と聞くと、資産運用や投資によって十分な収入を得、働かなくても生活できる状態を目指すイメージがあります。しかし、現実にはそのために必要な資産額は膨大で、多くの人にとっては遠い夢のように感じるでしょう。そこで登場するのが「サイドファイヤー」。サイドファイヤーは、完全に資産収入だけに頼るのではなく、副業や個人事業などでの収入も組み合わせ、生活費を確保する方法です。例えば、生活費400万円の場合、資産収入200万円+事業収入200万円といった具合に、複数の収入源をバランスよく活用して経済基盤を作り上げます。
私自身は2022年からサイドファイヤーの生活を実践し、資産も徐々に増えていく中で、会社勤めとは異なる働き方や時間の使い方のメリットを実感しています。会社員時代の長時間労働や家族との時間の不足に悩んでいた私にとって、1日に4~5時間程度の集中作業で済む生活は、心身ともに大きな解放感をもたらしてくれました。
サイドファイヤーの魅力その1:時間の自由度と働き方の柔軟性
サイドファイヤーの最大のメリットは、何と言っても「自分で時間をコントロールできる」という点です。会社員時代は、朝早くから夜遅くまで勤務に追われ、家族との時間や趣味に使える時間がほとんどありませんでした。しかし、サイドファイヤーを実現すると、午前中から昼過ぎにかけて集中して仕事を行い、その後は自由な時間を確保できるようになります。
たとえば、平日は午前中だけしっかり働き、午後は趣味や家族サービス、自己啓発の時間に充てることができます。忙しすぎるのも、逆に何もせずに時間が余りすぎるのも問題ですが、1日3~5時間程度の自由時間は人が最も幸福感を感じられるバランスだという研究結果もあります。自分のペースで働けるという柔軟性は、ストレス軽減だけでなく、創造的な活動や新たなスキルの習得にも大きく寄与します。
サイドファイヤーの魅力その2:生活リズムの安定と自己成長
会社勤めだと、決まった時間に起床し、通勤・会議・残業といった固定スケジュールに縛られがちです。逆に、完全なフリーランスや引退後の生活では、生活リズムが崩れてしまうこともあります。サイドファイヤーでは、働く時間を自分で調整できる一方で、ある程度のルーティンを維持することで、健康的な生活リズムが保たれやすくなります。
また、自由な時間を活用して家事や育児、自己投資といった活動にも積極的に取り組めるため、家族との関係性が深まるとともに、個人としての成長を実感できる場面が増えます。実際、私の場合、家族と過ごす時間が増えたことで、子どもの成長に直接関わることができ、夫婦間のコミュニケーションも豊かになりました。
サイドファイヤーの魅力その3:必要な資産額が少なくて済む現実的なアプローチ
一般に「FIRE」を目指す場合、いわゆる「ファットファイヤー」と呼ばれる資産収入だけで生活できる状態を実現するには、かなりの資産が必要です。しかし、サイドファイヤーは、資産収入だけに頼らず、副業などで補完するため、目標となる資産額が大幅に低くなります。
たとえば、年間生活費500万円の場合、資産収入300万円に対して事業収入200万円というプランもあり、会社勤めを続けながら投資や副業で徐々に収入源を増やしていく方法は、多くの人にとって実現可能な戦略です。ただし、事業収入の見込みは保守的に計画することが大切です。収入が上下するのは副業ではごく当たり前のことなので、最低ラインを基準に計画を立てることをお勧めします。
サイドファイヤーの魅力その4:税金・保険料対策の工夫で実質的な負担を軽減
副業や個人事業を始めると、税金や保険料の負担が気になるという方も多いでしょう。しかし、サイドファイヤーの場合、収入規模がそれほど大きくないため、節税対策や経費計上を上手に活用すれば、実際の負担は大幅に軽減できます。
たとえば、自宅の一部を事業用として計上できる家賃や通信費、さらにはパソコンやタブレット、接待交際費など、経費にできる項目は多岐にわたります。これにより、所得税や住民税、国民健康保険料の負担も最小限に抑えることが可能です。また、家族が社会保険に加入している場合は、その恩恵を受けることでさらに負担が軽減されるケースもあります。会社を辞めた翌年に一気に税負担がかかることもあるため、事前にしっかりと計画し、対策を講じることが重要です。
サイドファイヤーの魅力その5:ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方
サイドファイヤーのもうひとつの大きなメリットは、ライフステージに合わせて働き方を変化させられる点です。私自身、YouTubeやコミュニティ運営などを通じて、場所や時間にとらわれない働き方を実践しています。
たとえば、子どもが小さいうちは家庭との両立を重視し、短時間で集中して仕事を行い、残りの時間は家族との時間や自分の趣味に充てる。そして、子どもが成長して手がかからなくなったら、再び仕事のペースを上げ、より積極的にビジネスを展開するといった柔軟な働き方が可能です。このように、サイドファイヤーは「今の自分」に合った働き方を選びながら、将来的な変化にもスムーズに対応できる点が大きな魅力と言えるでしょう。
家族との調和と孤独対策
サイドファイヤーは、家族の理解を得やすい点でも評価されています。会社を辞めることや独立することに対して、周囲からの反応が気になるという声はよく聞きますが、サイドファイヤーの場合は「副業で働き続ける」というニュアンスが伝わりやすいため、家族や友人からの理解を得やすいのです。
一方で、自由な働き方を選ぶと「孤独感」や「刺激不足」が問題になることもあります。私の友人は、同じ志を持つ仲間たちとの交流を大切にするため、ファイヤー仲間が集まるコミュニティ【ファイヤーカフェ】を運営しています。私も参加しているのですが、投資や副業、趣味に関する情報交換が活発に行われ、人的資本の向上にも大きく貢献しています。こうした仲間とのつながりが、日々のモチベーション維持や新たな刺激の源となっているのはみなが口を揃えて話しています。
まとめ
サイドファイヤーは、資産形成と副業を組み合わせることで、従来の会社員とは違った自由な働き方を実現するライフスタイルです。
- 時間の自由度:1日の労働時間を自分でコントロールでき、余裕ある生活リズムを手に入れる。
- 現実的な資産形成:必要な資産額がファットファイヤーに比べて低く、実現しやすい。
- 税金・保険料対策:経費計上や節税策で、実質的な負担を軽減できる。
- 柔軟な働き方:家族との調和やライフステージに合わせた働き方の切り替えが可能。
- 人的ネットワークの強化:孤独になりがちな働き方でも、仲間との交流でモチベーションを保つ。
もちろん、サイドファイヤーは万人向けのライフスタイルではありません。自分に合った働き方やライフプランを見極めることが重要です。会社員としての働き方にも魅力は多く、安定した収入やチームで働く醍醐味を享受している方も多いでしょう。しかし、もし「もっと自由な時間が欲しい」「家族ともっとゆっくり過ごしたい」という思いが強いなら、サイドファイヤーという選択肢は非常に魅力的です。
これから資産形成や副業に興味がある方は、ぜひ自分自身のライフスタイルに合った方法を模索してみてください。私自身も日々試行錯誤しながら、より良い働き方と生活のバランスを追求しています。皆さんも、一緒に新しい働き方や生き方に挑戦し、充実した毎日を送っていただければ幸いです。
以上、サイドファイヤーの魅力や注意点について詳しく解説しました。資産形成の第一歩として、また家族や自分自身のライフスタイルを見直すきっかけとして、参考にしていただければ嬉しいです。