“節約”より“支出のコントロール”!1億円超え資産家の実態を徹底分析

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 みなさんこんにちは、わんだらです。今回のテーマは「富裕層」のお話。いわゆる「送り人(1億円以上の純資産を持つ人)」について、「実は車はビッツに乗り、普通のマンションに住んでいるらしい」という面白い記事を見かけましたので、みなさんと一緒に掘り下げてみたいと思います。

「1億円以上も資産があれば、高級車やタワーマンションで豪華な暮らしをしているのでは?」というイメージがあるかもしれません。しかし、どうやら現実は違うようです。ここでは、送り人の意外に“地味”とも言えるライフスタイルや、彼らに共通するお金の考え方・使い方を考察してみます。

目次

1億円以上の資産を持つ「送り人」の意外な実態

野村総合研究所の資料によると、純金融資産1億円以上を保有する世帯(富裕層・超富裕層を含む)の割合は全体の2.4%程度(※)。これは100人中2~3人、あるいは50人クラスに1人いるかいないか、という狭き門です。

ところが、送り人と呼ばれる人の8~9割は「ふつうのサラリーマン」なのだそう。私たちがイメージする「華やかな芸能人」「開業医」「大企業オーナー」だけが送り人ではない、という事実は意外かもしれません。

送り人の意外なライフスタイル

  • 車はトヨタのヴィッツや日産ノート
    高級外車や大型SUVではなく、コンパクトカーを愛用している。
  • ユニクロやGUがメインで、せいぜいラルフローレン
    ブランド物でもアウトレットなど、お得に購入している可能性が高い。
  • 住まいも“ふつう”のマンション
    タワマン最上階ではなく、都内や地方都市の数千万円台の物件を選んでいる。

1億円以上の資産があるなら、もっと豪華な暮らしをすればいいのに……と思う人もいるでしょう。ですが、こうした控えめな生活態度こそ、彼らが資産を築くうえで重要なポイントになっています。

同じ法則はアメリカでも

これは日本だけの話ではありません。アメリカでミリオンドル以上の資産を持つ人も、中古のフォード車を愛用し、シアーズ(今ではKmartなども含む)で安い衣料を購入していたりします。家も中古の一軒家をリフォームし、豪華パーティーではなく家族でNetflixを楽しむ、といった地味な過ごし方をしている例が多いのです。


送り人たちが“地味”を好む本当の理由

では、なぜここまで地味な生活を選ぶのか?そのカギは、「支出を徹底的にコントロールする」という考え方にあります。

高収入でも使いすぎればお金は貯まらない

多くの芸能人やスポーツ選手が高い収入を得ながら、派手な生活で資産を使い果たしてしまう話は有名ですよね。

  • 1億円稼いでも9,000万円使えば残りは1,000万円
  • 3,000万円稼いでも300万円しか使わなければ2,700万円が残る

「収入以上に使わない」――送り人が実践しているのは、きわめてシンプルな理屈です。

特別な投資情報はなく、誰でも再現可能

送り人たちは、何か特別なインサイダー情報や裏技を使って大儲けしているわけではありません。

  • 広く一般的に入手できる投資方法(株式、投資信託、インデックス投資など)
  • 長期の複利効果と着実な積み立て

このオーソドックスなやり方を黙々と続けるうちに1億円を達成している、というパターンが多いのです。地味な生活は、その投資資金を捻出するために必要不可欠な要素でもあります。


送り人になるための5つのポイント

参考にした記事では、送り人になるためのポイントが5つ紹介されていました。これをあらためて整理してみましょう。

  1. 使う前にまず貯める
    • 「後から貯金しよう」は、なかなか実行できない。天引き・先取り貯金を徹底する。
  2. “節約”ではなく“不要な支出をしない”
    • 本当に価値があると思うことにはお金を使う一方、価値を感じないものには1円も払わない。
    • 「節約=我慢」ではなく、「価値あるものを優先する」という考え方。
  3. 生命保険には基本的に入らない
    • 最低限の自動車保険・火災保険などは入るが、過度な保険商品は保険会社の利益になるだけ。
    • その分を自分で運用したほうがリターンが大きい。
  4. 暴落時に慌てて売らない
    • 相場が下落してもパニック売りをしない。レバレッジをかけすぎた金融商品にも手を出さない。
    • 「長期目線で積み立てる」というスタンスを崩さないのが重要。
  5. 他人に見せるためのお金は使わない
    • インスタやSNS映えのための高級品・豪華旅行は不要。
    • 見栄や承認欲求を満たすためだけの出費は最も無駄だと考える。

「1億円を貯めること」に実は大きな意味はない?

これらのポイントを守ってコツコツと資産を増やすと、やがて1億円に到達するかもしれません。ですが、この記事の著者は「1億円に特別な意味はない」とも述べています。

終わりなき目標設定の落とし穴

  • 1,000万円→2,000万円→5,000万円→1億円…
  • さらに「次は2億円を目指す!」

このように、数字を目標にするとキリがありません。貯めること自体が目的化し、「何のためにお金を貯めるのか?」という本質を見失う可能性もあります。

お金はあくまでも手段

そもそも、お金の本来の役割は、自分や家族の幸せを叶えるための手段です。豪華な暮らしをするも、控えめに生活しながら精神的な豊かさを得るも自由。ただし、「誰かに見せびらかすためだけの浪費」や「お金を貯めることがゴールになる」生き方は、どこか虚しい。

あなたが本当にやりたいことは何か?お金で得られる満足感とはどんなものか?その答えは人それぞれですが、送り人たちの堅実なライフスタイルは、私たちが「お金の使い方」を見直すうえで良いヒントを与えてくれます。


SNS時代の“承認欲求”と浪費の危険

私自身、こうしてYouTubeで時計コレクションなどを紹介すると、「いいね」がついて承認欲求が満たされる瞬間を感じます。それが刺激となり、次はもっと良い時計を欲しくなるかもしれない。

  • SNS映えのための高級品購入
    • 本当に必要なのか?
    • 目的が「注目されること」であるならば、かえってお金を浪費するだけかもしれない。

ネット上での「いいね」は一時的な快感をもたらしてくれますが、それが自分の人生にとって本当に価値のある行動かどうかは、冷静に見極める必要があります。


まとめ:地味な生活こそ、送り人への近道

今回の記事でわかったのは、「資産1億円以上を持つ人=派手にお金を使う人」という先入観は必ずしも正しくないということ。むしろ、徹底的に支出をコントロールし、無駄を省く姿勢が大きな要因になっています。

  • 「稼いだ以上に使わない」という習慣は、いつの時代も資産形成の大原則。
  • 見栄のためにお金を浪費しないことで、その分を投資に回し、長期的な成果を得られる。
  • 1億円は通過点。本当に大切なのは「どう生きたいか」をはっきりさせること。

私自身も「使う前にまず貯める」「SNS映えの出費はほどほどに」を意識しながら、“地味”だけど着実に資産を増やす道を選びたいと思っています。何より、自分や家族の笑顔のためにお金を使えるのが一番の幸せですからね。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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